教育書レビュー

さる先生の「全部やろうはバカやろう」(坂本良晶・著)【教育書レビュー #4】

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学校の先生って、仕事が多すぎて長時間労働になりがちですよね。

そんな「先生の働き方」を変えてくれる本を紹介します。

今回紹介する本は『さる先生の「全部やろうはバカやろう」』です。

 

さる先生の「全部やろうはバカやろう」』はどんな本?

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この本は『先生の仕事の効率を上げるための「考え方」と「具体的な方法」が書かれている本』です。

坂本良晶さんという京都府の公立小学校教員の方が書いています。

『さる先生の「全部やろうはバカやろう」』を読んで心に残った2つの言葉 

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心に残った2つの言葉

  1. 無選択に全ての仕事の質を上げようとするのではなく、成果をあげられる「価値ある仕事を選ぶ」ことを選ぶ(P.26)

  2. 子供のやる気にブレーキをかけるな(P.82)

①無選択に全ての仕事の質を上げようとするのではなく、成果をあげられる「価値ある仕事を選ぶ」ことを選ぶ

学校の先生の仕事は、多岐にわたります。

子供に勉強を教えるだけでなく、テスト結果の分析資料を作ったり、教育委員会からのアンケートに答えたり…など、あげるとキリがありません。

教育界全体で仕事の内容を精選しなくてはならない状態ですが、いち教師ができることではありません。

そのような現状に対して、坂本さんは次のように書いています。

今この瞬間からでもスタートできることを始めましょう。それこそが「内なる働き方改革」です。つまりは「まずは自分の生産性を上げる」ということ(P.4より引用)。

わたしの「教員時代の働き方」を振り返ると、生産性について考えたこともありませんでした。

やらなくてもいい仕事に時間をかけて、睡眠時間をけずって、やらなくてはいけない仕事をあわてて片づけたこともありました。 

「なんでもかんでもやる」仕事の仕方ではなく、仕事を4階層に分けて、仕事の優先順位をつけるという考え方を、もっと早く知っていたら…と思いました。

仕事の4階層とは、①マイナス仕事、②ファッション仕事、③マスト仕事、③ベター仕事のことだよ!この考え方はすべての先生に知ってほしい!

②子供のやる気にブレーキをかけるな

子どもは「勉強ができるようになりたい」と思っているのに、教師側の準備不足や力量不足で、子どものやる気が下がっていく…。

わたしにも、そんな経験があったなあと、申し訳ない気持ちになりながら読みました。

坂本さんはこう書いています。

ティーチャーであると同時に、子供のやる気を引き出すモチベータ―でもありたいものですね(P.82より引用)。

教師が生徒のやる気にブレーキをかけないために

  • 課題の出し方
  • 問題を解く時間を十分に確保する
  • 付箋だらけになったワークを作らない

などの具体的な指導の工夫が紹介されています。

『さる先生の「全部やろうはバカやろう」』を読んだツイッターの人の声

『さる先生の「全部やろうはバカやろう」を読んだ、全国各地の先生の声を紹介します!

さる先生の「全部やろうはバカやろう」届いたので1日で読みきっちゃいました。(本を一冊も読みきったことがない私が←ここ大事)
「生産性」については4年続けた居酒屋のアルバイトで学んだこと感じたことと似ていて共感できる部分が多く、例え話が上手かったので引き込まれていきました!#全バカ pic.twitter.com/faXK2ylPE3

— 冥王T@小学校教師 (@smoke_BeeR917) 2019年3月21日

皆さんから少し遅れまして、
『全バカ』読みました‼️

あっ、ビジネスと教育を掛け合わせるとこんな考え方になるんだ!
と、驚くことばかり😃

さる先生の想いである、

・教育の生産性改革の推進
・教員の再魅力化
・公教育のティール化

にも共感しました😊#全バカ pic.twitter.com/yKl8dQGQcf

— まーちゃん💮未来の教育デザイナー (@masay2580) 2019年4月9日

出版されてからずっと欲しかったんだけど

辞めてからようやく時間が出来て
読めた(°_°)笑
夏休みぐらいに読んでたら
辞めてなかったかなー…#さる先生 #全バカ #全部やろうはバカやろう #教員 #教師 #辞めてから読むやつ pic.twitter.com/417fvf14wO

— ももせ (@sug__momo) 2019年3月29日

『さる先生の全部やろうはバカやろう』

養護教諭だけど、取り入れられる方法は全部取り入れるよ。

優雅にプリン&紅茶って最高な休日 pic.twitter.com/D9rTOi4G9a

— チョコミー@養教2年目 (@kyousai_youkyo) 2019年3月30日

#全バカ 読みました。初任なので全て実戦するには中々難しいこともありますが、初任だからこそ、この本に書いてあることを基本にしていくべきなのかなと思います。何色にも染まらない内にこの本を読めてよかった。

— さっさ@新採用教員 (@S_a__s_a_s__a) 2019年3月29日

全バカ、初任者を指導する立場の人に読んでほしい

4月から同僚となる初任者は右も左も分からない
何事にも全力でやって辛く思う人が出てくる
大学ではなかなか学べない生産性の向上を知る必要がある

僕の同期は初任で教員の仕事を離れた

貴重な人材がどんどん離れていく@saruesteacher#全バカ

— モン 小学校教師 (@monsan87) 2019年3月20日

さる先生の「全部やろうはバカやろう」を拝読。
「30年後に、もし今の時代にタイムスリップして、子ども達と一日過ごす権利が売り出されたら、一体いくら出すのだろう」
4月から保育園に通う息子のことを考えたら涙が出そうになった。どんな「時間は大切」って言葉よりも胸にきた。#全バカ

— こたつ@小学校教諭 (@dodosukogorira) 2019年3月24日

さる先生@saruesteacher の「全部やろうはバカやろう」読了。多忙化解消の基礎基本の決定版のような本であった。最近流行った本からの引用も多々あり、最新版感があり、読みやすい。新卒には特におすすめ。

多忙で辛いと思ったら、きっと開いて、読み返すだろうと思った。 pic.twitter.com/Nbo9Olk7hP

— AD(図工の先生×不動産投資初心者) (@AD_kyouiku) 2019年4月14日

学校現場の常識は変えられる。

自分を変えることで組織が変わり、そんな先生が50%を超えたときに常識は変わる。

まさに7つの習慣の「インサイドアウトの原則」を実践されている先生だと思いました。#全バカ pic.twitter.com/KpCPrvwmXu

— Yuichi (@yuichi_291) 2019年3月29日

拝読させていただきました。
これまでたくさんの教育書を読んできましたが、これほどまで、効率化と生産性について理論立てて述べられている教育書は見たことがありません。

間違いなく、これからの教育界にとって多大な影響を与える一冊となる!

これをいかに全体に波及させるかが、問題だ。 pic.twitter.com/JB6PydDaTY

— 腹黒教師 (@haraguro_kyoshi) 2019年3月23日

『さる先生の「全部やろうはバカやろう」』を読んだ感想

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坂本さんの、教育に対する熱い気持ちを感じる一文がありました。

かつて魅力的とされていた教員という仕事の凋落が止まりません。各地の教員採用試験の倍率低下がそれを如実に表しています。

そんな教員という仕事を再魅力化したい。そんな思いを持っています。

そのため、ポジティブに頑張っている教員による発信の強化の必要性を訴えています。

私は教員時代の長時間労働などが原因でうつ病になりました。復職を目指していましたが、自分の体調を第一に考えて、今年の3月に退職しました。

退職はしましたが、先生という仕事をキライになったわけではありません。

子供に勉強を教えることや、行事を通して協力することの楽しさを教える「教師」という仕事には、今でも魅力を感じています。 

教員経験者として「先生方のお役に立てるような情報発信を続けていくことで、教師という仕事の再魅力化に少しでも貢献したい」と心に決めました。

『さる先生の「全部やろうはバカやろう」』の書籍情報

【書籍名】さる先生の「全部やろうはバカやろう」

【著者名】坂本良晶

【出版社】学陽書房

【出版日】2019年3月12日

【こんな人に】効率的な働き方を知りたいすべての先生

【キーワード】エッセンシャル思考、教育の生産性、学校の5S(整理・整頓・清掃・清潔・仕組み)

【頁 数】174ページ

【目 次】

まえがき

1章 教育の生産性を上げて5時に帰るために 

2章 最大成果を生むための最適解を導き出そう! 

3章 まずは自分の生産性を上げよう!

4章 時間に追われるな!手懐けろ!タイムマネジメント術

5章 ルールを知る者だけが勝てる「学級経営オセロ」!

6章 自分のミッションを持つ