算数や数学の授業づくりに悩んでいる学校の先生へ。
皆さんは算数や数学の授業づくりで困ったとき、どうしていますか?
- 同僚に聞く
- 指導書を読む
- 教育書を読む
- インターネットで、指導案を探す
- Youtubeで、授業動画を探す
いろんな方法がありますよね。
でも、自分以外の人に答えを求め続けると、いつでも自分に合った情報が得られるとは限りません。
やはり「自分自身が」授業力をつける必要があります。
初任時代のわたしに、授業というものを一から教えてくれたのが、志水廣先生です。
志水先生の本に書いていることを真似してみたり、講演に参加したりすることで、授業力がついていきました。
- 算数の授業づくりで悩んでいる小学校の先生
- 数学の授業づくりで悩んでいる中学校の先生
どちらかに当てはまる人は、志水廣先生の本などを、ぜひチェックしてみてください。
- 算数・数学の授業がうまくいかないと悩んでいる先生
- 算数・数学の理論と実践を知りたい先生
- 算数・数学の授業の作り方を、一から学びたい先生
- 教育現場をよく知っている専門家から学びたい先生
志水廣先生ってどんな人?
志水廣(しみずひろし)先生は、愛知教育大学名誉教授です。
公立小学校教諭、筑波大学附属小学校教諭を経て、愛知教育大学で算数・数学の研究をされていました。
退官された現在は「授業力アップわくわくクラブ」を運営し、現職の先生方のために、授業づくりについての情報発信を続けています。
志水廣先生のすごいところ
わたしが志水先生の本と出会ったのは、2009年です。
志水先生の本を読んだり、勉強会に参加したり、授業力アップわくわくクラブに入会したりして、たくさんのことを学ばせてもらいました。
ここでは、わたしが思う志水先生のすごいところを紹介します。
①明日すぐ使える指導法を開発している
初任時代、わたしの一番の悩みは「明日の授業をどう乗り切るか?」でした。
- 授業中、生徒へどんな声をかけたらいいか分からない
- 数学が苦手な生徒に計算力をつけさせる方法がわからない
- どんな流れで授業を進めたらいいか分からない
そんな私に、志水先生は「明日すぐ使える授業技術」を教えてくれました。
代表的な指導法を紹介します。
○つけ(まるつけ)法は算数授業において子どもの意欲・態度を伸ばし、自力解決を促し、形成的評価を促します。
そして子どもの完全習得学習をめざします。また少人数指導にもとても有効です。(明治図書ホームページより引用)
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計算をランダムに並べた一覧表を見て計算の答えを唱えていくのが志水式音声計算練習法。
声に出すことで、書くより早く、ペアで確認できるので計算大好きっ子が続々誕生!(明治図書ホームページより引用)
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「意味付け復唱法」は子どもの言葉を復唱して授業のねらいへ帰着させようとする方法です。
復唱法はごくごく簡単で誰にでも取り組むことができ、とても魅力ある技法です。
子どもの聞く力を伸ばします。(明治図書ホームページより引用)
これは,本時の主問題で扱った解き方で個別の問題練習に移る前に,一斉指導で適用の練習をするというものである。
主問題の数値を変化させたり,条件を変更した問題を一斉に提示したりし,どの生徒もやり方がわかるようにする。
提示の仕方は,フラッシュカードによる方法,小黒板による方法,音声で念頭に伝える方法など様々な方法がある。(明治図書ホームページより引用)
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②授業力と教師力を上げるための発信をしている
志水先生は、明日の授業で使える指導法だけでなく、
といった、授業力と教師力を上げるための考え方を発信をされています。
授業力と教師力は、今日・明日ですぐ上がるものではありません。
毎日心がけていたら、気付いたときに身についているものです。
志水先生はご自身の教員経験や、全国各地への学校訪問を通して感じたことをもとに、授業力と教師力を上げるためのコツを発信されています。
授業力=教材把握力×子ども把握力×授業技術力×精神エネルギー
③自らも学び続けている
志水先生は、愛知教育大学で算数・数学の研究をされていました。
しかし退官されてから、国語など他教科の教え方について学んだり、現職教員に助言したりすることもあるそうです。
志水廣先生のオススメ著作&Youtube
著作「算数授業のユニバーサルデザイン 5つのルール・50のアイデア」
「通常学級での特別支援教育」をキーワードに、教室環境の整え方や、授業のルール、子どもとのかかわり方などについて、ていねいに書かれている本です。
特別支援というと、かなり難しいと思われがちであるが、そうではない。
本書は、ごくごく普通の小学校教師が実践可能な算数授業の本であり、どの子にも分かりやすい算数の授業を実践したいという願いに対して体系的に整理したものである。
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Youtube「教材研究の基本」
「教材研究の基本」についてお話されている動画です。
初任者はもちろん、経験年数のある先生でもためになるお話です。
6分ほどの動画の中に、気付きがたくさんあります。
教科書で教材研究・7つの視点①問題を解く
②初発の感想と疑問
③ゴールは何か
④「教えること」は何か
⑤「考えさせること」は何か
⑥子どもがワクワクする所はどこか
⑦予想される子どもの言葉(「志水廣・動画226・教材研究の基本」より引用)
志水廣先生は「授業づくりを学ぶこと」の面白さを教えてくれる
どの子にもわかりやすい授業をするためには、教師は学び続けなければいけません。
いまは教育書だけでなく、Youtubeで耳から情報を得て、通勤中や、家事をしながらスキルアップができます。
またオンラインサロンなど、自宅にいながら学ぶこともできます。
志水先生はわたしに「授業づくりを学ぶことは楽しいことだ」と教えてくれました。

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