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戦争をテーマにした絵本6選!小学生と中学生に学校で読み聞かせたい

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先生として『生徒たちに「戦争と平和」について伝えたい』と思ったことはありませんか?

でも、日々の仕事をこなすので精いっぱい。戦争について勉強する時間も、資料集める余裕もないよ…

そんな先生にオススメなのは「絵本の読み聞かせ」をすることです。

みなじょぼ
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絵本は「小さい子どものための本」ではありません。小学生、中学生、そして大人も考えさせられる絵本が、世の中にはたくさんあります!

今回は、小中学生に読み聞かせたい「戦争と平和」をテーマにした絵本を紹介します。

小中学校の先生の絵本の使い方
  1. 朝読書のときに読み聞かせをする
  2. 学活のときに読み聞かせをする
  3. 道徳で戦争や生命尊重をテーマにした授業をしたときに、読み聞かせをする(授業の導入、またはまとめとして)
  4. 帰りの会で読み聞かせをする
  5. 学級文庫に置く

みなじょぼ
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日本に原爆が投下された日や、終戦記念日は夏休み中だから、1学期が終わる前か、2学期がはじまってすぐに読み聞かせをするのがいいんじゃないかな!

8月6日のこと(文・中川ひろたか/絵・長谷川義史)

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この絵本は、絵本作家・中川さんの伯父さん(広島で死没)と、お母さん(被ばくを体験)の体験をもとに作られています。


物語はすべてひらがなで書かれています。 読みやすい文体で書かれているので、小学生でも理解することができます。

しかし、広島に落ちた原爆の絵や、焼けて何もなくなった広島駅前の絵は、言葉を失ってしまうほどの重々しさがあります。

みなじょぼ
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文章が長くないので「授業の時間が10分残った」というときに読めます。

 

広島のピカ(文・絵/丸木俊)

7歳のみいちゃんを中心に、原爆によってできた火の海から逃げまどう家族について書かれた絵本です。

原爆が多くの人の日常をうばった様子を、リアルに描いた絵本です。

この絵本は、全45ページあり文章も長いです。サッと読むというよりは、時間をかけて読んでほしいです。

この本の作者である丸木さんは、ノーベル平和賞の候補者に選ばれた経験があります。

みなじょぼ
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絵本なんだけど、映像のように迫力があるよ。小学校高学年頃から読めそうです。

 

へいわってすてきだね(詩・安里有生/画・長谷川義史)

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6歳の少年・安里くんの選ぶ言葉が、胸にしみる絵本です。

「へいわって なにかな。ぼくは、かんがえたよ。」

その答えが、いくつも書いてあります。

戦争についての描写は少なく、「平和」について考えさせられる本です。

みなじょぼ
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絵本を読んだ後に「平和って何だと思う?」って生徒と話してみたくなる絵本です。

 

出発 から草もようが行く(作・絵 小泉るみ子)

戦争が終わって、抜け殻のようになってしまった息子と、その様子を心配する母の物語です。

息子・浩は、予科練(海軍飛行予科練習生のこと。14歳半~17歳までの少年が訓練を受け、中には特攻隊として命を落とした人もいた)から帰ってきて、戦争中と戦争後の世の中の変化についていけません。

「お国のために死んでこい」と教えられていたのに、戦争が終わったとたん「生きろと」言われても…。自分はどうして生きてるのだろう…。

そんな浩も、姉の嫁入りの手伝いをすることで、心が癒されていきます。

みなじょぼ
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14歳半から戦争に行かされていたということを、いまの中学2・3年生が知ったらどう思うのでしょうか?ぜひ話し合ってみてほしいです。

 

せんそうごっこ(谷川俊太郎・文/三輪滋・絵)


戦争ってなんだろう?命って何だろう?死って何だろう?

そんな疑問が次々とわいてくる絵本です。

この本は、正直読み聞かせには向いていないと思います。

易しい言葉で書かれているし、文章量も多くないのですが、小中学生が理解するのむずかしいかもしれません。

先生自身が読んで「戦争とは?命とは?」と自分に問いかけたり、学級文庫に置いておくのにオススメの一冊です。

 

かわいそうなぞう(つちやゆきお・文/たけべもといちろう・絵)

舞台は、太平洋戦争中の東京・上野動物園。

ぞうが「戦時猛獣処分」をうけたという実話をもとに作られた絵本です。

「もしも爆弾が動物園におちて、動物たちが街であばれだしたら大変になる」ということで、動物たちがつぎつぎと毒をのまされ、殺されていきました。

しかし最後に残ったぞうは、自分が殺されることを知っているかのようなふるまいをするので、飼育員たちの心ははりさけそうになり…。

みなじょぼ
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わたしが住んでいる街の図書館には、 タテ50cm×ヨコ35.4cmの大型絵本がありました。大人数に読み聞かせするときは、大型絵本を使うのもいいですよ。

1年に1回は、学級で戦争の話をしてほしい

いかがでしたか?

今回は「小中学生に読み聞かせたい「戦争と平和」をテーマにした絵本」を紹介しました。

2019年は、終戦から74年にあたります。

戦争を知らない世代が多くなっていくことは、避けられません。

先生方には、これからを生きていく子どもたちのために、1年に1回でいいので、戦争について考える時間を作ってほしいです。

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