学校の先生の「うつ病休職体験談」が知りたい!
あなたは今、とてもつらい状況にいるのではないですか?
このページにたどり着いたという事は、「うつ病 教員 休職」などという言葉が、頭に浮かんでいるのではないかと思うからです。









今回の記事では、休職を考えている小学校・中学校の先生に向けて、公立学校の教員が休職から退職するまでの流れを説明します。


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休職するまでの流れ
公立学校の中学校教員だったわたしが、うつ病が原因で休職したときの流れを説明します。
1 「育休が終わるが、復帰せずに休職したい」と校長に伝えた (2018年秋)
わたしは、メンタルの不調を抱えながら妊娠・出産し、「産後うつ病」になりました。
ささいなことにも心が揺れ動いて、体がだるく動けなくなるため、先生として働くのは不可能でした。
しかし、仕事に復帰したいという気持ちがあったので、退職ではなく休職したいと考えていました。
そこで、2017年の秋提出の人事調書に「現在の体調をふまえ休職したい」と書きました。
校長は、2018年4月1日から休職できるように動いてくれることになりました。
2 医師の診断書をもらい、職場に提出する(2018年3月)
年が明けて、2018年の3月になりました。
いつも通っている精神科で、担当医師に
と伝えました。
私は「1年間の休養を要する」と書かれた診断書を書いてもらいました。
※診断書の期間は「1カ月」や「3カ月」など、さまざまな場合があります。診断書を取る場合は、必ず職場と医師に相談してください。
3 教育委員会から「有給欠勤の承認について」という通知が届く(2018年3月)
病気休職をする前に、まずは「90日間の病気休暇」を取ります。
2018年4月1日から、90日間の病気休暇を取ることになりました。
病気休暇開始
公立学校の中学校教員の、病気休暇がはじまってからの流れを説明します。
1 病気休暇(2018年4月1日から90日間)
2018年4月1日から、病気休暇がはじまりました。
といっても、生活は何も変わりません。
変わったのは、給料が振り込まれるようになったことです。 この期間は、給料が100%支給されます。
1日も出勤していないけれど、書類の上では復帰したことになりました。なので、給料ももらえました。ありがたかったです。
2 病気休職開始(2018年6月下旬~2019年3月31日)
90日の病気休暇が終わったら、病気休職になります。
職場には1年間の診断書を提出していたので、「休暇」から「休職」に変わっても、特に提出書類はありませんでした。

退職に向けての流れ
公立学校の中学校教員が、うつ病が原因で病気休職してから、退職するまでの流れについて説明します。
1 次年度について校長と話をする(2018年秋)
秋の人事調書提出の時期に、校長に「次年度も休職しますか?」と電話で聞かれました。
病気休職は最大3年間取得することができます。
しかし、復帰するには「職場復職訓練」というプログラムを学校で行う必要があります。
もう1年休むか、退職するか…正直悩みました。
夫と話し合った結果、わたしは今の体調や生活状況を考えて、退職することに決めました。
2 人事調書を提出する(2018年秋)
「退職する」という意思を書いた人事調書を提出しました。
校長からのコメント欄には、「本人の意思を尊重する」と書いてありました。
3 退職関係の書類を書く(2019年1月~3月)
職場に提出したものは、次の7つの書類です。
- 退職手当口座振替申出書
- 退職手当調書
- 退職所得の受給に関する申告書(退職所得申告書)
- 預金通帳の写し
- 退職届書(共済組合提出用)
- セカンドライフ支援金・積立還付金請求書
- 共済組合の任意継続組合員申出書
4 保険証を職場に送る(2019年3月)
共済組合は任意継続することにしましたが、保険証は一度返納する必要があります。
手続きは職場を通じて行います。
5 辞令交付式
退職の辞令交付式が3月末にありました。 わたしは出席しなかったので、辞令を郵送していただき、後日受け取りました。
6 新聞発表
公立学校教員は、新聞で人事が発表されます。退職者の欄に自分の名前が載ってはじめて「本当に退職するんだ…」という実感がわいてきました。
退職(2019年3月31日)
以上の流れを経て、中学校教員を退職しました。
退職金は4月末に振り込まれました。
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体を壊してまで働くべき仕事なんてない
今回は「中学校教員がうつ病休職してから、退職するまでの流れ」について説明しました。
休職したり、退職したりする先生は数多くいますが、わたしのまわりにはいませんでした。
そのため、休職や退職がどんな流れで進んでいくのか、見通しが持てず不安でした。
体を壊してまでやるべき仕事なんてありません。自分の心と体の健康をいちばんに考えて、良い選択をしてくださいね。
休職や退職までの流れは、所属する自治体や学校によって異なる場合があります。詳しくは、職場の管理職や事務職員に相談して進めてください。